かまじいのブログ

INFP-Tの綴る言葉の世界

自然の力~身体編~

身体はよくデザインされている。という。

受精した瞬間から生命の営みを勝手に開始している。細胞分裂を繰り返し、肉体という集合体を形成していく。心臓が発生して、死を迎えるまで何もしなくても稼働し続ける。

産まれてからも不思議なメカニズムは続く。怪我をして出血したら身体は止血活動をしたり、痛みを感じなくするために、感覚器官を調整する。誰も頼んではいない。勝手にやってくれる。

 

ロバートフルフォード"いのちの輝き"の中に、あとはカラダがなんとかしてくれるだろう。という一節が出てくる。わたしたちの身体には自然治癒力というものが備わっている。それにも気づかず、他力本願で薬やら、せっかくの力を発揮できずに持て余している。とにかく現代人は待てない。結果が見えないと成功とは言わない。よ~く考えてみて下さい。空気だって、栄養だって、見えないじゃん。過程とか大切だと思うけどな。人間って、子供ってそうやって学習していくんじゃなかったっけ?

 

 「排除したものはお化けになって返ってくる」というフレーズをインテグラル理論の講座の中で聞いた。衝撃的だった。その時は自己成長とかの話の中だったけれどどんなことでも同じだと思う。食べ物、考え方、雑草、ウイルス、、、、。共存していく事。お互いを認めること。最終的にはコンパッションだなと思う。例えば雑草農法というもの。雑草の力を借りる。生かすことで根を生やした雑草は水は長雨の時には水はけを助けたり、晴天の時には日陰を作ってくれたり。当初は面倒だから草をとらないと思っていたがそれは大きな間違いだった。

文明が進む中、いろいろな病気が出てきてもそれに対応できるように身体は柔軟に対応してきている。そして今、こうして生きている。そもそも身体の8割は細菌だとか。だとすればもう少し自分の身体を信じてもいいのではないだろうか?熱が出るのは侵入してきた菌を殺すため。解熱剤や抗生物質が時には身体の仕事を奪ってしまう。AIと一緒ではないか(;゚Д゚)

ではわたしたちができること。身体のサインに耳を傾けること。暴飲暴食をしたらきっと胃に血液が集まり、眠くなったり、消化困難な時には胃がもたれたり、痛みとなって訴えてくるだろう。それに気づくこと。きっとココロはストレス解消の為に一時的でも快楽が与えられたので満足するかもしれない。カラダは反対に雄叫びをあげているかもしれない。バランスが崩れるから体調が悪くなる。体調が悪くなったからバランスが崩れる。どちらにせよココロとカラダからのサインであることに間違いはない。気合いは身体を硬直させ、麻痺させる。世の中も同じコト。麻痺した感覚は自覚がないので気づくまでに時間がかかる。気づかないと治らない。でも気づく事さえできたのならもう大丈夫!少しづつ目に見えない癒しは始まっているはず。ココロもカラダも治癒に向かって動いている筈。あとは自分の秘めた力を信じてみる。

どうか、地球も世の中もわたしたちも癒されますように…。