かまじいのブログ

INFP-Tの綴る言葉の世界

咀嚼して食べる ということ

やっと普通の食事に戻りつつある。がなるべくお菓子や揚げ物は控えている。そしてよく噛むことを意識しながら食べている。50回以上噛むようにしてとにかく食べ物を嚙み砕く事を意識して食べている。よく噛むということは本当に疲れる。慣れていないせいか、噛むという動作でこんなに筋肉が動いているんだなと思う。そしていかに使っていなかったのか実感する。

よく噛んで食べているうちに瞑想みたいだなと思った。今までは食べる瞑想なんてやってもピンとこなかった。味わって食べるという事よりも、とにかく50回噛むという事に集中した結果50回咀嚼した食べ物の状態がそれぞれ違ったり、同じうどんでも種類によって違う事がわかった。という事は何でも徹底的に意識しないと見えてこないし理解もできないのかもしれない。味わう事に意識が言っている時はよく噛んで食べるという事ができなかった。味だけを追ってしまい???となる。わたしの場合、ただ噛むという事に集中したら見えてきた。何でもそうかもしれないけれどそれだけに集中するという事はそれしか見ないコトなんだな。周りが見えなくなる。全体でみるという事からかけ離れていく。

よく意識しすぎない。なんて言われたけど、そんなの嘘じゃ~。武道なんかの所作と一緒で意識したからこそ見えてくること、意識しなければ見えてこないことがある。それを踏まえた上で自分のモノにしていく。

歩く瞑想、食べる瞑想、両方できるようになった。日常で意識しながら取り入れられるという事は素晴らしいこと。日常に追われてついつい自分というものを忘れてしまう。だからこそ、食べる時だけでも思い出し、ゆっくり咀嚼して食べる事ができたらと思う。わたしの消化器官に負担をかけないよう、わたしができるコト。まだまだ食べる瞑想にまでは至らないけれど、少しづつ実践していく。食べるという事がもう少し理解できるようになればわたしの食べたいという脳の錯覚も変わってくるかもしれない。小さな気づきは自分を変化へと導く道しるべ。すべては気づくということから始まります。