かまじいのブログ

INFP-Tの綴る言葉の世界

ティク・ナット・ハンの死

2022.1.22 ティク・ナット・ハンが入滅された

 

なんとこの日は娘の誕生日である。

なんという偶然だろうか。。。

 

彼は世界中にマインドフルネスを発信した人。何度か本を手にしたが、私には内容が理解できなかった。食べる瞑想、歩く瞑想、やってはみるものの?????

久しぶりに本を手にとってみる。あれ、以前とは違う。何となくわかってきた気がする。そう、先日のカウンセリング以降私の中でイベントがあり、腑に落ちないことが多々あった。そんな時私の心を救ってくれるのは大抵、禅、仏教の世界。般若心経の意味をもう一度読解する。写経をする。ティク・ナット・ハンの本の中に、皆愛に飢えているとあった。だからいざこざが起きる。怒りや悲しみの意味を理解することができれば癒しは起こる。あれ、これ私が今取り組もうとしている事じゃん!!!!深い癒し。それが変容である。

何年か前に、プラムビレッジのリトリートに参加しようか迷った事があった。その時は勇気がなくて躊躇ってしまった。だけど今こうして彼の死をきっかけに彼がしている事の意味を理解でき、幸せに思った。そして娘の誕生日と同じことを誇りに思う。私にはできることが限られている。だけど彼の思いに賛同できるので、少しづつできることを続けていき、世界平和に貢献できるよう精進していきたい。

 

マインドフルネスが独り歩きをして、間違った形で解釈されているという側面もある。息を吸って吐いて、答えが下りてくるものでもない。積み重なった結果であり、周りの人が幸せでなければそれは本当のマインドフルネスではない。

自分の中の苦しみ、怒り、悲しみ、恐れ、様々な感情を理解した上で癒しは起こる。相手の感情を理解した上で、自分の悲しみや怒りではなかったことに気づく。自分の中の感情と向き合うという事は自分自身と対峙するという事。俯瞰する。ある時期から感情が悲しみから怒りに変化した。言葉は言霊。というが出てきてしまうものは仕方ない。感情の赴くままぶっ殺してやる!と思い続けていたがある時を境に、人はいつか勝手に死ぬという事に気づき、諦めた。自分の感情は何処から来ているのか?どうして苦しんでいるのか?そう簡単に解る事ではないかもしれないが、理解しようとしなければいつまで経っても状況は変わらない。理解すること→受け入れること。なんでもそうだけれど物事の本質が分からなければ、いつまで経っても変わることは出来ない。考えるコト。何でも鵜呑みにしないで本当にそうなのか?自分自身で考えて問い直す必要があると思います。

 

師の思いを継続すること。それが師がわたしの中に生き続けるという事。

いつも私と共にそばにいてくれます。