かまじいのブログ

INFP-Tの綴る言葉の世界

至高体験

幽体離脱をした方に出会い、話を聞いたことがある。

1人は突然倒れ病院に運ばれ死亡確認をとった後お戻りになられ、看護師さんに絶叫されたとか。

もう1人は過労状態で、夜中寝ていたら幽体離脱してしまい、散策した後、ご自分で戻ってこられたとか…。

 

私は奇妙な体験をしたことがある。

面白い人がいる。と言われそんなに言うなら会ってみようと。

とある声楽の先生だった。個人的には何も面白くなかったが、実際に会ってレッスンを受けた後、先生の夢を見た。夢の中で何だかわからないけれどこの上なく楽しくて仕方ない気持ちになった。今までに感じた事のない湧き上がってきてしまう何か。とても心地よく、完全な感じ。特に楽しい夢を見たわけでもなく、楽しい事があったわけでもない。このことを先生に話したら、『あ~私の母親の影響ですね~』と。私には理解不能である。

 

その数か月後、夢を見ていたような、ないような。目覚める少し前の事。DNAの2重螺旋が2~3本頭頂からズドンと体内へ入り込み、その後、泡のようなモノが身体から溢れ出し、この世のモノとは思えない何とも言えない至福感に襲われた。言語化するなら、平和、愛で満たされた感じ、ニュートラル、。泡と共にその感じは消えていったが、何とも言えない不思議な時間だった。

当時、ちまたではやっているスピリチュアルに興味があった。特別な体験だと思い、ちょっとした優越感にひたっていた。ただ、だからといって何も起こらなかったし、変わらなかった。

 

最近になって、ケン・ウィルバーインテグラル理論について調べていたら、至高体験について書かれている記事を目にした。そこには至高体験をしたからといって特別なわけでもなく、私は特別な人と思い込む方が危険だ。と…。危なかった。自分を戒める。誰にでも不思議な体験はある。他者が経験したことのない快楽的な事を経験すると、どうしても優越感に浸ってしまう。だから何だということ。体験した事は経験となるが、自分の中には何も残らない。なぜこういう事が起きるのかはわからないが、試されているのかもしれない。自分を過信しない事。”人間が成長していくという事は自己中心性が小さくなっていく事”とインテグラル理論の中では語られている。自分の中の大きなエゴは誰もが保持している。ただ、何かのきっかけで突然でできてしまうことだってある。行ったり来たりしながら進んでいく事が含んで超える。という事。慣れてくると理性が活躍してくれるんだろうな~。

人間の進化って面白い。